仕事で帰りが遅くなった日。
家のドアを開ける瞬間の “はぁ(今日も疲れたな…)” という小さなため息が、最近の私の定番になっています。
フルタイムで働きながら家事を完璧にこなすなんて、もうとうの昔に諦めました。(というか無理ですよね)
でも、部屋が散らかっていると、気持ちまで沈んでしまうのも事実です。
そんな矛盾を抱えたまま、あれこれ試して気づいたことがあります。
それは「暮らしは全部を頑張らなくても整えられる」ということです。
私にとって大事なのは、完璧さではなく“土台”。
忙しい日でもここだけは崩さない——そんな三つの柱があります。
今日は、その「暮らしの三本柱」を紹介したいと思います。
柱①:ものの“住所”を決めておく
片付けの技術より大事なのは、“戻す場所があるかどうか”。
7年前に整理収納を学んだとき、一番衝撃を受けたのがこの考え方でした。
完璧に片付ける必要も、几帳面にたたむ必要もありません。
帰ってきたらポンと戻す“定位置”さえあれば、散らかった部屋でも5分で整います。
めんどくさがりな私には、この方法がいちばん合っていました。
北欧ヴィンテージのキャビネットの引き出しには、家族で使うものの“ゆるい定位置”。
北欧のかごには、私の美容グッズ。
古道具の木の箱には文房具を。
住所が決まっていると、夜の片付けも苦にならず、あっという間に片付きます。
柱②:視界に入る「一角」だけを整えておく
家じゅうをきれいにしようとすると、忙しい日はどうしても無理がきます。
だから私は、“部屋全体を整える”ことを手放しました。
代わりに整えるのは、自分がよく目にする場所です。
リビングのコーヒーテーブルの上やソファ周り、
キッチンならコンロ周りのスペースなど。
そこだけ整っていれば、不思議と部屋全体が整って見えるんです。
北欧ヴィンテージのサイドボードの上には、季節の枝物やお気に入りの古道具を並べています。
その一角が整っているだけで、帰宅後の気持ちがまったく違います。
「家が疲れを吸ってくれる感じ」がするんです。
柱③:自分を“回復”させる小さなルーティンを持つ
暮らしは家事だけで成り立っているわけではありません。
気持ちが整っていれば、多少散らかっていても大丈夫です。
私の場合は——
- 夜、ソファで家族とおしゃべりする
- 猫を撫でる
- お気に入りのマグで温かい飲み物を飲む
こんな“ちょっとしたルーティン”が、1日の疲れをそっと癒してくれます。
忙しい日ほど、自分をきちんと扱うことが大事です。
それは「丁寧な暮らし」ではなく、“ストレスを減らすための習慣”に近いと思います。
暮らしを整えるというのは、全部を頑張ることではなく、
“自分や家族が万全じゃない日でもなんとかなる土台を作っておくこと”です。
三本柱があるから、どんな日でも整え直せます。
家は、私をもう一度ゼロに戻してくれる安心の場所です。

